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◆草木染植物(植物染料)カ行

ひとつ屋で取り扱う植物染料は、生薬として販売されているものであったり、専用の農園【ひとつ屋染織農園】で自家栽培したものであったりと、より安心・安全にお使いいただけるよう努めております。これらの草木染植物(植物染料)は、実店舗および 各web shop でお求めください。
※ なお、あくまで “染料” であり、生薬や化粧品、食品(飲食用)として許可を得たものではありませんので、染料以外でのご利用は自己責任でお願いしております。


植物染料【カ行】


コウボウ(香茅)【販売】

コウボウ(香茅)は、草地に生えるイネ科オガルカヤ属の多年生植物で、高さ20~40㎝になり、夏の始めのころには淡褐緑色の穂をつけます。レモングラスと同じ仲間で「香茅」の文字どおり、コウボウにも香気があります。しかし、それはレモングラスほどは強くなく、これを煮出して染料を作る際には、その優しい香りに包まれます。
日本の伝統色の一つ「苅安色(かりやすいろ)」は、コウボウと同じイネ科の植物で染められており、近い色を染めることができます。ぜひ! そんな色と香りを楽しんでください。

コウボウ(香茅)100g ◆ 草木染(材料)天然・植物染料

コウボウ(香茅)100g ◆ 草木染(材料)天然・植物染料


コガネバナ(黄金花)/黄芩(オウゴン)【販売】

コガネバナ(黄金花)は、ユーラシア大陸の極東から中央部、中国の北部から朝鮮半島にかけて分布するシソ科タツナミソウ属の多年草です。日本にも江戸時代の中期に朝鮮から種子を移入し、小石川養生所(現・東京大学小石川植物園)でも生薬(漢方薬)として栽培されました。その根を乾燥させたものを「黄芩」といい、清熱作用や抗炎症作用があるとされ、さまざまな薬に処方したそうです。また、草木染めの染料としても優れ、堅牢度が良好なのが特徴で、アルミ媒染や鉄媒染で深みのある色を得ることができます。

コガネバナ

コガネバナ


ゴバイシ(五倍子)/フシ(付子)【販売】

五倍子は「ヌルデ(ウルシ科ヌルデ属の落葉高木)」にアブラムシが寄生することによってできる虫癭(ちゅうえい)。ここに豊富なタンニンが含まれており、古くから染料として用いられたり、革をなめすときに使われたりしてきました。特に、草木染では日本の伝統色でもある「空五倍子色(うつぶしいろ)」と呼ばれる褐色がかった淡い灰色を染めることができます。ちなみに、お歯黒を染めるにも、この五倍子が使われていました。

ゴバイシ(五倍子)100g ◆ 草木染(材料)天然・植物染料

ゴバイシ(五倍子)100g ◆ 草木染(材料)天然・植物染料


コブナグサ(小鮒草)【販売】

イネ科コブナグサ属のコブナグサ(小鮒草)は、南アジアから東アジア、さらに北アメリカに約15種が分布しています。その名は葉の形が魚の“小鮒(小さなフナ)”に似ているところから付けられたそうです。たくさんの小さな葉を風に揺らす愛らしい姿を里山の木の下や湿った場所で見ることができます。伊豆諸島の八丈島に伝わる絹織物「黄八丈」は、このコブナグサで染められています。美しい黄金色を染めるコブナグサですが、下記の色見本のとおり、媒染剤を変えることで明るく優しい色を染めることができます。

コブナグサ(小鮒草)50g ◆ 草木染(材料)天然・植物染料

コブナグサ(小鮒草)50g ◆ 草木染(材料)天然・植物染料


草木染植物/植物染料

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