コウボウ(香茅)は、草地に生えるイネ科オガルカヤ属の多年生植物で、高さ20~40㎝になり、夏の始めのころには淡褐緑色の穂をつけます。レモングラスと同じ仲間で「香茅」の文字どおり、コウボウにもかすかな香気があります。しかし、それはレモングラスほどは強くなく、これを煮出して染料を作る際には、その優しい香りに包まれます。
日本の伝統色の一つ「苅安色(かりやすいろ)」は、コウボウと同じイネ科の植物で染められており、近い色を染めることができます。ぜひ! そんな色と香りを楽しんでください。
※100gでTシャツ1枚、または大き目のストール1本を染めることができます(素材や染め方よって濃度や色味が異なります)。
※ 草木染用植物染料は、ひとつ屋の実店舗のほか、Amazon、楽天、Yahoo!、creema などでも販売しています。
▼ 染め方はレモングラスと同様なので、下記の動画をご参照ください。
◆ ひとつ屋の植物染料について
ひとつ屋で取り扱う植物染料は、もともと生薬として販売されているものをはじめ、私たちが染め物や織り物に用いられる植物ばかりを育てている“ひとつ屋染料農園”で自家栽培したものです。
それらは可能な限り農薬や化学肥料を使っておりません。そのため、充分に注意はしておりますが、まれに虫などが混入している場合がございます。染料としての品質に問題はございませんので、あらかじめご了承ください。
安全でナチュラルな作品づくりに、ぜひ!お役立てください。