コガネバナ(黄金花)は、ユーラシア大陸の極東から中央部、中国の北部から朝鮮半島にかけて分布するシソ科タツナミソウ属の多年草です。日本にも江戸時代の中期に朝鮮から種子を移入し、小石川養生所(現・東京大学小石川植物園)でも生薬(漢方薬)として栽培されました。その根を乾燥させたものを「黄芩」といい、清熱作用や抗炎症作用があるとされ、さまざまな薬に処方したそうです。また、草木染めの染料としても優れ、堅牢度が良好なのが特徴で、アルミ媒染や鉄媒染で深みのある色を得ることができます。
▼ コガネバナの苗(ひとつ屋染料農園より)
※掲載のカラーサンプルをご参照ください。
※50gでTシャツ1枚、または大き目のストール1本を染めることができます(素材や染め方よって濃度や色味が異なります)。
草木染染料販売
◆ ひとつ屋の植物染料について
ひとつ屋で取り扱う植物染料は、もともと生薬として販売されているものをはじめ、私たちが染め物や織り物に用いられる植物ばかりを育てている“ひとつ屋染料農園”で自家栽培したものです。
それらは可能な限り農薬や化学肥料を使っておりません。そのため、充分に注意はしておりますが、まれに虫などが混入している場合がございます。染料としての品質に問題はございませんので、あらかじめご了承ください。
安全でナチュラルな作品づくりに、ぜひ!お役立てください。