カテゴリー: 物づくり紀行

今も、物づくりやデザインの発想を得るため、また自らの感性を確かめ、育てるために、各地を訪ねています。そうした旅の途中で出会った風景や土地の気配、人の営みを綴った紀行文が「物づくり紀行」です。ひとつ屋主催の「壱つ屋染太郎」が、制作の背景にある時間として、各地で感じたことを書き残しています。

  • ネパール大旅行記(1)『加徳満都到着』

    ネパール大旅行記(1)『加徳満都到着』

    午前10時に自宅を出発して目的地ネパールの首都カトマンズのホテルに到着したのは翌日の午前3時ごろ(現地時間 で夜中の12時ごろ)。

    まず関西国際空港から広州へ。ここで3時間待って、カトマンズへ向かう飛行機に乗り換えて約5時間の空の旅ですが、入出国やトランジットの手続きをはじめ、セキュリティー検査などなど、実に15時間を要しました。

    老体には辛い行程でしたが、とにかく無事にカトマンズに到着しました!


    ▼ 関西国際空港から一路「広州(中国)」へ。


    ▼ 広州の空港。何もかもが近代的で、とても素晴らしい空港でした。


    ▼ 広州からカトマンズへ。

    ▼ カトマンズは漢字で「加徳満都」と表記するようです。

    ▼ 搭乗機。いよいよカトマンズへ出発です。


    ▼ 離陸すると間もなく陽が落ち、眼下には中国の町の夜景が広がっています。

    ▼ そして! ネパールのカトマンズ上空へ。


    ▼ ようやくカトマンズに到着。さぁ! 冒険の始まります!!

  • ネパール大旅行記『おっちゃんの大冒険』序文

    ネパール大旅行記『おっちゃんの大冒険』序文

    昭和60年(1985年)、17歳(高校2年生)の私は、夏休みに初めての海外旅行をしました。行先は、タイのバンコクとシンガポール。約1週間の旅でした。同級生5人で行ったこの旅が、私の人生のなかで最も楽しく美しい記憶であり、とても素晴らしい経験となりました。


    ▼ 当時、関西国際空港はまだなく、出発は大阪空港(伊丹空港)からでした。


    (宗教施設ではありません。公園のオブジェでした)


    ▼ ただただ楽しかった素晴らしい夏の思い出です。


    それからちょうど40年目の夏、私はあの日と同じ思い、いや!それ以上に緊張した気持ちで旅の準備をしています。今回の行先はネパール。そう!ヒマラヤとビジャ君の国です。
    ※ ビジャ君については、過去のブログ『ネパール募金』をご覧ください。


    ビジャ君に同行してもらう旅の目的は、ネパールの伝統的な染織品や工芸品(クラフト)をはじめ、それらを作るのに用いられる器械(機械ではなく「器械」)、特に「力織機」を見るためです。

    40年前も、新たな世界にドキドキ & ワクワクの旅の始まりでしたが、それに負けず劣らず今回も期待と不安で胸がいっぱいです。当時はカセットにお気に入りの曲を録音し、ウォークマンで聴いていましたが、今回はあえて同じ曲をスマホで聴きながら旅をしてみようと思います。あの時より3倍の歳をとり、体重も1.5倍になった『おっちゃんの大冒険』の始まりです!

    さぁ! 行ってくるとします!

  • 近江上布(近江上布伝統産業会館)

    近江上布(近江上布伝統産業会館)

    先日のブログに書いたとおり、ひとつ屋に【古代布研究所】を設立しました。それは「日本に木綿(コットン)が伝来する以前から存在した植物繊維の布を再現したい! 」という思いで始めたもので、その名称ほど大それたものではありません。

    それでもその思いは熱く、基本的には古代布の製法を探究し、完成した布を日常の暮らしのなかで生かせるアイテムにしたいと考えています。また、そのプロセスを報告したり、広く情報を集めたり、さらには成果に基づいたワークショップを開催したりする予定です。

    その活動の第一歩として先週の日曜日(’24/2/25)に滋賀県の伝統工芸品である「近江上布」について学びにいってきました。「近江上布」は琵琶湖の東岸で織られる古い時代の製法を残す麻織物で、それには苧麻や大麻の“手績み(てうみ)糸”が用いられています。

    ここで学びたかったのが、この“手績み”です。辞書によると「繊維の長い麻などの植物の靭皮(靭皮)を細く裂き、縒(よ)って手作業で長くつなぐこと」をいうらしいのですが、私にはその方法が分かりません。植物から得た繊維を糸にする場合、「結ぶ」や「紡ぐ」は私にもできるのですが「績(う)む」だけが、どうもうまくできません。

    これを学ぶためにやって着たのが「近江上布伝統産業会館」。館内には、さまざまな近江上布のアイテムと地機などの伝統的な道具が展示されています。

    当館で開催されているさまざまなワークショップのなかから「手績み+地機織り」に参加させていただいて、疑問だった「績む」についても、とても丁寧にご説明いただきました。

    ▼ 麻の繊維を手績みて糸にする実演。

    ▼ 午前中に績んだ糸を午後からは地機(腰機)でコースターに織っていきます。

    ▼ 麻の繊維を績むところから始まり、丸 一日をかけて織ったコースターです。

    わずか1日という短い時間のワークショップでしたが、ひとつ屋の【古代布研究所】にとっては非常に大きな一歩となりました。もちろん、とても勉強になる興味深いことばかりの内容だったのですが、それより何より “とても楽しい時間”だったことが印象的でした。古くから伝わる技法で「績み」「織る」布――。私は、こんなにも美しい布を見たことがありません。ますます古代布に興味がわいてきました。勉強を続けていきます!


    【追記】このワークショップの帰り道、織田信長の安土城跡を見ました。といっても、今は城はなく、どこにでもありそうなただの小山です。しかし、かつてここに威容を誇った信長の“天主閣”があったかと想像すると、なんだか不思議な気持ちになります。

  • 『古代メキシコ -マヤ、アステカ、テオティワカン』展/国立国際美術館

    『古代メキシコ -マヤ、アステカ、テオティワカン』展/国立国際美術館

    今月18日の日曜日、以前から誘っていただいていたマルシェに出展してきました。しかし、それまでが非常に忙しく、充分な準備ができないまま、当日の朝に大慌てという状態ーー。やっとのことで準備を整え、スタッフのビジャ君とともに、いざ出陣!

    なんとか体裁を保つことができたのですが、滞在できるのは午前中のみ。というのも、午後からは国立国際美術館で開催されている『古代メキシコ -マヤ、アステカ、テオティワカン』展を見たかったからです。

    ビンボ~暇なしの身、どうしてもこの日にか時間が取れず、午後からの店番を友人に頼んでの鑑賞となりました(親愛なる友よ! ありがとう!!!!!)


    ということで、やってきたのが大阪・中之島にある国立国際美術館。とても近代的でオシャレな美術館です。しかも、この日は晴天の小春日和ともあってテンションが上がります!


    どうして、ここまでして『古代メキシコ』展が見たかったのかというと、以前、といっても、もう12年も前に京都文化博物館で開催された『インカ帝国』展で見たその文明の高さと、自分たちとは違った思考のあり方に非常に感動し、その文化につながるマヤ、アステカ、テオティワカンの遺物を絶対に見たかったからです。そして、期待どおりでした。今回の展覧会は12年前を上回る感動を私に与えてくれました!

    ちなみに、12年前の『インカ帝国』展に連れていったのが小学5年生だった息子--。このブログを書く前に、久しぶりに二人で呑みに行ったのですが、その時のことをしっかり覚えていて、彼もまた今回の展覧会には行くらしいです。当時のことを話しながら呑んだ時間がとても貴重に感じられました。
    当時のブログが【図録『インカ帝国展 マチュピチュ「発見」100年』】です。あれから、もう12年も経ったんですねぇ—。さらに、こんなにも長くブログを続けていることにも驚きです。

    おセンチな思い出話しはヌキにして、私が感動した展示品を一挙に公開します!


    『古代メキシコ』展より



    ▼ 観覧の後は、館内のカフェで展覧会とのコラボ・スイーツをいただきました!


    私たちとは違った“死生観”をもつ古代のメキシコ文化(文明)。その遺物には厳しい自然環境のなか、神々とともに生きた人々の暮らしが感じられます。ぜひとも観に行ってください!

  • 大阪城

    大阪城

    大阪に生まれ育った者にとって、“大阪城”は通天閣と並んで特別な存在です。子供のころから遠足やデートなどで何度も訪れる場所であり、まさに“郷土のシンボル”といった感じ――(知らんけど)。今でも旅行や出張から帰ってきたとき高速道路から大阪城が見えると「やっと帰ってきたぁ~」なんて思います。
    先日、そんな大阪城を久しぶりに見ました。時間がなかったので、遠くから眺めただけですが、やはり「ええなぁ~。きれいなぁ~!」と感じます。雑多で派手なイメージが付きまとう“大阪人”ですが、私はこの城のように堂々とした品格をもちたいと今さら願っています。

    大阪城

    大阪城