カテゴリー: 製品への思い

このカテゴリーでは、ひとつ屋の製品づくりに込めている考え方や背景を紹介しています。自然の循環や人の手の届く範囲を大切にしながら、持続可能な物づくり(サステナブル)をどのように現場で実践しているのか。その判断や工程、ものづくりへの姿勢をまとめています。

  • 葛糸づくり

    葛糸づくり

    随分と昔に葛糸を作ったことがあります。ところが、都会に暮らしていると、なかなか葛が手に入らないし、その繊維を洗うための川の流れもありません――😥 しかし、まるで絹のような光沢を放つ葛糸のことが忘れられず、いつかは ひとつ屋でも手掛けてみたいと思っていました。

    ここ伊賀(三重県)に来て6年がすぎ、毎年、夏になると生い茂る葛を見ては「きれいな糸が作れるのになぁ~🤩」と思っていました。しかも、切っても切っても、すぐに伸びる葛は皆の嫌われ者。それでも勝手に採るわけにはいきません。ちなみに、海外では日本から持ち込まれて大繁殖し、もともとの植物を駆逐してしまうほどなので「グリーンモンスター」と呼ばれる存在だそうです。

    そんなある日、村の有志による葛刈りがあったとき、少しもらって久しぶりに “葛糸づくり” をしてみました。

    お~ッ! 何とかそれらしいものができました。次は、これを績んで糸にしていきます。さらに織って「葛布」にできれば、嫌われ者のグリーンモンスターから何かが作れそう! まさに、ひとつ屋が目指す “持続可能な物づくり” にピッタリな材料です。

    静岡県の掛川辺りで葛布は伝統工芸品となっていますが、さすがにそこまでのレベルは無理でも、私たちが目指す素朴な製品にはなりそうです。

    次は、もう少したくさんの量の糸づくりにチャレンジしようと思います。ぜひ! 楽しみにしていてください。

  • 放棄竹林の竹を燃料にする取り組み

    放棄竹林の竹を燃料にする取り組み

    ひとつ屋では“草木染製品を持続可能な産業にしたい”という観点から、さまざまな取り組みを行っています。先日のブログでは『放棄耕作地の再生と工芸作物の栽培』というタイトルで、その取り組みについて書きました。

    そして今回は、放棄竹林の竹を燃料にした物づくりについて報告します。


    放棄竹林の燃料化


    ▼ ひとつ屋が三重県伊賀市の古民家に工房を開いたのは2018年の初夏のこと(『伊賀工房のはじまり』)。私たちがここへ来る前は、数十年にわたって人が暮らしていなかった家と、その裏にある里山は荒れるにまかされていました。

    ▼ まずは侵食された場所での竹の伐採です。里山の地面にも光が届くように竹を間引いていきます。ちなみに、竹と竹の間隔は、傘をさして歩けるほどがよいそうです。

    ▼ 伐採した竹は40㎝ほどの長さに切って、かまどの焚き付けにします。かまどは、この古民家にもともとあったもので、ボロボロになっていたものを修理しました(『へっついさん(かまどの修理)』 『かまど火入れ』)。

    ▼ ひとつ屋では、こうして放棄竹林の竹や里山で集めた枯れ枝を燃料に、古いかまどで糸や布を草木染しています。


    ▼ そして今年も、梅雨を前に竹林と里山の整備です。切り出した竹や雑木を切って燃料にておきます。

    ▼ かまどの前に積んでおく竹(薪)。ひとつ屋では風呂もこれで焚くので、アッという間に減っていきます。


    放棄竹林の竹や里山の雑木を燃料にした“ひとつ屋の物づくり”は今始まったばかりで、まだまだ非効率で産業化に至るまでには工夫と時間を要します。それでも、燃料が高騰する世界の情勢を踏まえると、一概に“夢”だとはいえない気がしています。


    ▼ ちなみに、竹林を整備したので筍も採れるようになりました。

  • サステナブル(持続可能)な物づくり

    サステナブル(持続可能)な物づくり

    もう使われなくなって、ボロボロになっていた古民家の竈(かまど)と流し台。DIYでコツコツと修理して、ようやく使えるようになりました。そして、ついに! 先日からここで本格的な草木染を始めました。燃料は里山や竹林を管理するうえで出た間引いた枝や竹。将来は井戸水も使えるようにしようと思っています。ひとつ屋が目指してきたサステナブル(持続可能)な物づくりが、ここに実現しようとしています。


    2021年3月19日のブログ『へっついさん』もご覧ください。



    Our workshop had a traditional Japanese stove(Kamado) and tile sink that was no longer in use and was broken. We repaired them with DIY and made them usable. From the other day, we started full-scale plant dyeing here. The fuel for the stove(Kamado) is branches and bamboo obtained from nearby mountains and bamboo grove. And we are planning to make well water available in the future. Finally, the sustainable production style we have been aiming for is about to be realized.


    我們的車間有一個傳統的日本爐灶(竈)和瓷磚水槽,不再使用並且已經壞了。我們用 DIY 修理它們並使其可用。從前幾天開始,我們在這裡開始了全面的植物染色。爐灶的燃料是從附近的山脈和竹林中獲得的樹枝和竹子。我們計劃在未來提供井水。最後,我們一直追求的可持續生產方式即將實現。

  • 葡萄唐草の面格子

    葡萄唐草の面格子

    以前のブログ『やってみたいことがある』のなかで「染色用の型紙のデザインを新たな物づくりに生かしたい!」というようなことを書きました。そこで、今回は、レーザー加工機を利用したアンアンワークスで、こんなものを作ろうと思っています。

    その後『おしゃれな面格子』と題して、こんな面格子を作ろうとしていることをブログに書きました。


    ▼ これは鉄製の窓用の面格子(めんごうし)。つまりフェンスです。
    おしゃれな面格子


    ▼ あれから数日、鉄が切れあがってきました。
    葡萄唐草の面格子

    すごい!!

    葡萄唐草の面格子

    葡萄唐草の面格子

    葡萄唐草の面格子

    さぁ、これから〝黒染め加工〟をします。近いうちに完成をご報告します。

  • おしゃれな面格子

    おしゃれな面格子

    以前のブログ『やってみたいことがある』のなかで「染色用の型紙のデザインを新たな物づくりに生かしたい!」というようなことを書きました。そこで、今回は、レーザー加工機を利用したアンアンワークスで、こんなものを作ろうと思っています。


    ▼ これは鉄製の窓用の面格子(めんごうし)。つまりフェンスです。
    おしゃれな面格子

    ▼ ここに、ちょっとオシャレなものが欲しかったので自分で作ることにしました。
    おしゃれな面格子

    頑張って作りますので、楽しみにしていてください!!