7月、沈殿藍づくりの最盛期です。つくったことがある方はご存じだと思いますが、藍の生葉を“発酵させた”というより“腐らせた”液を攪拌する作業の辛いこと。湯かき棒(お風呂をかき回す棒)で何千回も攪拌するのですが、悪臭は拡散するし、あちこちに液が飛び散るは、疲れるは・・・で、もう大変です。
※ 詳しい作り方は『沈殿藍(泥藍/藍錠)の作り方』のページをご覧ください。
▼ 藍の生葉を発酵させています。
▼葉を濾し取った液に消石灰を加え攪拌します。
そんなおり、ふと思いついたのがポンプを使うこと。とにかく液を攪拌して空気(酸素)を送り込めばいいのです! さらに何かいいポンプがないものかと考えていて、ひらめいたのが “バスポンプ(お風呂の残り湯を洗濯機に送るポンプ)” です。ホームセンターでも手に入るし、価格も安い。そのうえ使い方も簡単です。
とてもよい藍色を得ることができました。成功です! 30~40分、ポンプを回しました。その重苦から解放されたばかりでなく、その間に使った道具を洗ったり、次の作業の準備ができたりもします。
まさに!産業革命です。
沈殿藍づくりの臭い作業に苦しんでおられる方、ぜひ!お試しください!!
※ ただし、バスポンプの本来の使い方とは異なります。安全性や結果については自己責任でお願いいたします。
Youtubeを拝見しました。今年藍を育てて乾燥葉から藍染をしてみました。
是非来年は沈殿藍に挑戦してみたいのですが、沈殿藍はどうやって染めれば良いのか気になりました。
乾燥葉ではハイドロやソーダ灰を使いましたが、同じように還元をすれば使えるのでしょうか。
(その時お水は加えるのでしょうか)
mikiさん、はじめまして。こんにちは。
YouTubeをご覧いただき、ありがとうございます。来年は、ぜひ!チャレンジしてくださいませ。
沈殿藍も、乾燥葉や藍錠などと同様にハイドロやソーダ灰があれば建てることができます。沈殿藍のできにもよるので、一概には言えないのが残念ですが、様子見を見ながら建ててみてください。
機会があれば、沈殿藍の染め方をUpします。
産業革命の沈殿藍つくり
感激しました‼️
が…
バスポンプの扱い方が理解できません❓
教えてください。
よろしくお願いいたします。
匿名さん、こんにちは。
ひとつ屋のblogをご覧いただき、ありがとうございます。
早速ですが、使い方は至って簡単ですよ。
吸い込むほうを発酵液に中に入れ、出るほうは発酵液の上からジャバジャバするだけです。
(ひと言でいえば、循環してるだけです)
ポイントは、動画のように、できるだけ泡立つようにすることです。
これからも藍染め、草木染めを頑張ってください。