タグ: 泥藍

  • 平成28年度「沈殿藍」づくり part1

    平成28年度「沈殿藍」づくり part1

    春の彼岸に蒔いた藍の種(藍の種をまく )が順調にせいちょう生長して、梅雨の晴れ間となった先日、一番藍(いちばんあい)を収穫することができました。藍は年に2~3度収穫できるので最初のものを「一番藍」と呼んでいます。ちなみに、一番藍が最も濃い藍色成分を含んでいるそうです。


    ▼ 今年は畑を変えたせいか、いつもの年より葉が大きいんです。
    平成28年度「沈殿藍」づくり part1

    平成28年度「沈殿藍」づくり part1


     沈澱藍(泥藍)


    いつもの年なら茎も一緒に樽に浸けて「沈殿藍」を作るのですが、今年は作り方を変えて “ ワンランク上の自家製沈澱藍 ” を作ろうと思っています。まずは、きれいな葉を一枚一枚摘み取って樽に浸け込むことにしました。※いつもの年の作り方は『 沈澱藍(泥藍)の作り方 』をご覧ください。


    ▼ 藍の葉を摘み取り、さっと水洗いしてから樽に浸けます。
    平成28年度「沈殿藍」づくり part1

    平成28年度「沈殿藍」づくり part1

    これを3~4日、発酵させて藍色の藍色成分を水に溶かします。その後、消石灰をいれ、その成分を沈澱させるのですが、その工程は次回以降に報告します。今年は、じっくり丁寧に作っているつもりなのですが、さてどんな藍になるやら!? お楽しみに!!

  • 自家製の泥藍(沈殿藍)づくり②

    自家製の泥藍(沈殿藍)づくり②

    前回の『 自家製の泥藍(沈殿藍)づくり① 』引き続き、『 自家製の泥藍(沈殿藍)づくり② 』です。


    前回までに収穫した藍を細かく刻んで水に浸して発酵させています。
    上の写真が1日目。下の写真が3日目(葉から色素が出て水が青くなっています)。

    自家製の泥藍(沈殿藍)づくり①

    自家製の泥藍(沈殿藍)づくり②

    藍(葉)を濾しとり、消石灰を加えて撹拌します。

    自家製の泥藍(沈殿藍)づくり②

    自家製の泥藍(沈殿藍)づくり②

    撹拌を終えて置いておくと藍が沈殿します。この状態が泥藍(どろあい)です(↑の写真)。
    完全に干し上げて粉砕するとパウダー状になって保存が容易です(下の写真)。

    自家製の泥藍(沈殿藍)づくり②

    自家製の泥藍(沈殿藍)づくり②


    ところが、毎年 僕が作る泥藍(沈殿藍)は、紺色というより〝アッシュブルー〟になってしまいます。僕は、この色が好きなのでいいので、いい!! といえば、いいのすが、もっと濃い色が欲しいこともあります。僕の作り方の問題なのか? それとも藍の育て方の問題なのか――? もう少し自家製泥藍(沈殿藍)には研究が必要そうです。


    ※ 詳しい「泥藍(沈殿藍)」の作り方は『沈殿藍(泥藍)の作り方』のページをご覧ください。

  • 自家製の泥藍(沈殿藍)づくり①

    自家製の泥藍(沈殿藍)づくり①

    昨年から【ひとつ屋染織農園】でも藍(タデアイ)を栽培して〝自家製の染料(顔料)〟を作っています(『 沈殿藍(泥藍)の作り方)』。 今年も春の彼岸にタネを蒔き、5月に畑へと定植( 『 藍(タデアイ)の移植 』 )した藍が、夏にはこんなにも大きく育ちました。


    ▼ 生長した藍
    自家製の泥藍(沈殿藍)づくり①

    自家製の泥藍(沈殿藍)づくり①

    しかし、夏前に膝(ひざ)をケガしたせいで重いものが持てないので、今年は沈殿藍(泥藍)づくりを諦めようと思っていました。でも、青々と茂る藍を見ていると、なんとなく もったいないような気がしてくるので、ちょっと無理してでも作ることにしました。


    沈澱藍(泥藍)を作る ① 


    刈りとった藍(タデアイ)を細かく刻んで(例年は刻まない)を樽に入れます。

    自家製の泥藍(沈殿藍)づくり①

    自家製の泥藍(沈殿藍)づくり①

    水を加えて発酵させます(下の写真は発酵一日目です)。

    自家製の泥藍(沈殿藍)づくり①


    「発酵」と書きましたが、正直にいうと、水のなかで藍の葉を “腐らせる” といった状態で、ものすごい腐敗臭がします。なので、去年は早めに発酵を止めていましたが、今年はもう少し時間をおいてから次の作業に進もうと思っています。また、藍の葉を刻んでから発酵させるのも、去年とは違っています。

    さぁ、今年はどんな泥藍になるのでしょうか。昨年との違いはあるのでしょうか—? 次の作業をお楽しみに!! つづく。


    ※ 詳しい「泥藍(沈殿藍)」の作り方は『沈殿藍(泥藍)の作り方』のページをご覧ください。

  • 藍の花が咲いたーー。

    藍の花が咲いたーー。

    秋の彼岸も過ぎて、随分と涼しくなった今日このごろ。ついに “藍の花” が咲きました。というより、咲いてしまいました。藍は花が咲く前に収穫しなければならないのに—。紫蘇のような、水引のような小さな花が、あちこちで咲いています。

    藍の花が咲いたーー。

    藍の花が咲いたーー。

    思い返せば、今年の春、ご近所の家庭菜園の一角を貸していただいてスタートした【ひとつ屋染織農園】。そこに最初に植えたのが「藍」でした。どうやって栽培していいのかも分からずに始めたのですが、試行錯誤の末、三度も収穫することができました。

    収穫後に「泥藍」を作りました。
    藍の花が咲いたーー。

    夏の終わり、忙しさにかまけて最後の収穫をするのが遅れてしまったので花が咲き、あわよくば、このまま種が採れるかな—などと思っていましたが、三度も収穫した藍では種がとれないそうです――😭 種をとるためには “種用” として育てる株を置いておかなければならないとか。考えてみれば、葉も種もでは欲ばりすぎ。まだまだ勉強が必要ですね。いや始まったばかりでした――😅

  • 泥藍(沈殿藍/藍錠)をハイドロ建てで染める

    泥藍(沈殿藍/藍錠)をハイドロ建てで染める

    先日、『沈殿藍(泥藍)の作り方』 と題して、自分で育てた藍で染料を作ってみたことを書きました。今日は、この藍を使って初めて実際に染めてみます。


    泥藍(沈殿藍/藍錠)の作り方


    ▼ ひとつ屋の染料農園で育てた蓼藍(タデアイ)です。

    沈殿藍(泥藍)の作り方

    ▼ 収獲した藍を発酵させて泥藍(沈殿藍/藍錠)を作りました。

    『沈殿藍(泥藍/藍錠)の作り方』に詳しい作り方を紹介しています。
    また、YouTube には動画で掲載しています。


    泥藍(沈殿藍/藍錠)の染め方


    ▼できた「沈殿藍(泥藍)」を完全に乾かして「藍錠」とします。乾かしたほうが正確に重さがはれます。

    沈殿藍(泥藍)の作り方

    ▼この「藍錠」10gに100㏄ほどの水を加えてよく溶きます。そこへ、苛性ソーダ7gとハイドロ10gを投入し、1000㏄ほどの水を加えて、苛性ソーダとハイドロをよく溶かします。溶けにくい場合は、温めてください。できた染料を5000~6000㏄のぬるま湯に入れ、濡らして軽く絞った被染物を入れて5~6分染めます。
    ※ 苛性ソーダの取り扱いには注意してください。

    泥藍(沈殿藍/藍錠)をハイドロ建てで染める

    ▼ その後、被染物を空気(酸素)に晒して青く発色させ、よく水洗いして乾燥させれば完成です。

    泥藍(沈殿藍/藍錠)をハイドロ建てで染める


    この染め方は「ハイドロ建て」や「化学建て」と呼ばれる方法で、ハイドロや苛性ソーダなどの助剤を必要とする方法です。掲載した写真以上に青く(紺色)に染めたい場合は、泥藍(沈殿藍/藍錠)の作り方(濃度を上げる)を工夫する必要があります。

    ひとつ屋では、できるだけ助剤を使わない方法を研究中です。その報告を楽しみにしていてください!