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  • 栽培絵日記/24年6月24日(月)曇【農業の現状】

    栽培絵日記/24年6月24日(月)曇【農業の現状】

    この『栽培絵日記』のコーナーでは、栽培絵日記の【ひとつ屋染織農園】での栽培記録を絵日記風に写真と短いコメントで紹介しています。


    今週になって、ようやく東海地方も梅雨入りした。雨が降ると、畑の植物たちが一気に成長する。5月、五月晴れが続くのは、気分的には良いのだが、あまりに雨が降らないと、植えたばかりの植物たちの生長を心配しなければならない。それは毎年のことだが、梅雨になると暖かい雨のおかげで、植物たちは急に生長し、そして、いつものように安堵する。今年も、無事に藍も綿も、桑も—、まずは順調に生長している。


    ▼ 本日の【ひとつ屋染織農園】の藍畑。初めての自家採取のタネで生育を心配したが、例年どおりの藍畑の風景に安堵する。

    ▼ こちらは和綿畑。ようやく支柱立てが始まり、まずは、ひと安心だ。


    ▼ 紅花畑。こちらは、日照時間や施肥に不安があったが、何とか花を咲かせ始めてくれた。

    ▼ 紅花


    ▼ 苧麻畑。大阪の圃場から移植したので、不安だらけであったが、順調に生長してくれている。ただ、今年は移植したばかりで貧弱なので収穫は来年以降になる。


    ▼ 虫にたかられるマリーゴールド。


    鹿、猪、アライグマ、ヌートリア、鳥、モグラ、そして虫—。農業とは、地上はもとより、空、そして地下からの敵との闘いである。想像していた以上に苦戦しているのが正直な気持ちだ。これらの獣のほかにも、こちらではまだ被害はないが、熊やキョン(小型の鹿)も大きな問題になっている。カメムシの大発生も「臭いッ!」なんて、もはや笑いごとではない。そこに追い打ちをかけるように、機械設備、肥料、燃料の高騰だ。

    農業をなめていたわけではないが、こうして真正面から向き合うと本当に大変であることを痛感させられる。気候変動や環境変化、さらには外来生物—と、これまでの農業のあり方を激変させる要因ばかりである。親の気持ちになれば、これを職業として子供に進めるのは難しい。
    人間が壊した自然のバランスを人間がどう補っていくかを真剣に考えなければ、この国の農業に未来はないように思う。

     

  • 放棄耕作地で染織植物を栽培する。その1年目。

    放棄耕作地で染織植物を栽培する。その1年目。

    今年(2022年)は、念願だった放棄耕作地の復活に取り組み始めました。まだ寒いころに畑へと再耕し、春に藍のタネをまき、和綿(三河木綿)を植えて栽培を始め、晩秋にはすべての収穫を終えて無事に1年目を終えることができました。今回は、その期間をダイジェストで報告します。


    ▼ 染織植物を栽培するために放棄耕作地の整備を始めたのは2022年の春のことでした。
    放棄耕作地の再生と工芸作物の栽培

    ▼ 和綿(三河木綿)のタネをまき、藍の苗を定植したのは5月の上旬です。

    ▼ しばらくすると綿が芽を出します。

    ▼ このころに害獣を防ぐためにネットをしました。

    ▼ 雨の季節を迎えると、急速に生長し始めます。

    ▼ 夏が始まるころには青々と大きくなりました。

    ▼ このころになると綿に花が咲き始めます。

    ▼ 盛夏のころには、ちらほらと綿がはぜます。

    ▼ そして秋になると、想像していた以上の量と良質の綿を収穫することができました。

    ▼ 枝に付いたまま完熟(← 適切な表現かは不明です)させると、ふっくらとした綿になるような気がします。

    ▼ 藍の実(タネ)です。今年は、藍葉を収穫することより、タネを得ることを目的に栽培しました。来年からは、このタネで耕作地を広げようと思っています。

    ▼ 特に今年、新たにチャレンジしたのがマリーゴールドの栽培です。今まではマリーゴールドとの相性が悪く、いつも思うような収穫ができていなかったのですが、ようやくうまくいきました!
    ※ マリーゴールドは、ひとつ屋オススメ!の植物染料です。


    今、ようやく長年の夢がかないつつあります。まずは、ここで栽培した植物の多くに、思っていた以上の収量があったこと、さらには植え付け(種まき)から収穫の過程が今後も継続できそうなことを確認することができました。

    ただ、いつものことながら、一つの壁を克服すれば、また新たな壁に行く手を阻まれます――。次なる問題は、綿打ちです。さすがに製麺機を用意するわけにはいかず、なんとか自分たちの手で、以前に紹介した明治時代の紡績機「がら紡」にかかる状態にカードしたいと考えています。まだまだ、ひとつ屋のチャレンジは続きます! 今後とも、よろしくお願いいたします。

  • 放棄耕作地の再生と工芸作物の栽培(6)和綿の収穫

    放棄耕作地の再生と工芸作物の栽培(6)和綿の収穫

    2016年の春から、ひとつ屋では草木染にかかわる植物ばかりを栽培する「ひとつ屋染料農園」を運営しています。そして2022年度からは、三重県伊賀市で放棄耕作地を再生して和綿や染料植物の栽培を本格的に始めています。今回は、2022年8月15日現在の状況を報告します。


    ▼ 2022年5月、放棄耕作地を耕し、試験的に和綿(三河木綿)と藍(タデアイ)の栽培を始めました。放棄耕作地の再生と工芸作物の栽培

    ▼ 2022年8月、充分に育った和綿と藍。

    ▼ 8月の中旬になると綿の実が吹き(弾け)、いよいよ収穫が始まります。


    綿の栽培を始めてから10年近くになります。これまでは家庭菜園の一角を借りて栽培していましたが、放棄耕作地を再生した今年は、例年より広い面積での栽培なので、今までとは勝手が違います。これまでの経験をフルに生かしての栽培――。特に、頻繁に圃場に行けないという状況での栽培なので、摘心や施肥、害虫対策などに苦心しています。とりあえず、これまでのところ大きな問題はなく、順調に生長してるようです。これから本格的な収穫が始まりますが、台風や豪雨がないことを祈るばかりです。


    過去の内容

    ①  放棄耕作地の再生と工芸作物の栽培

    ②  放棄耕作地の再生と工芸作物の栽培

    ③ 放棄耕作地の再生と工芸作物の栽培

    ④ 放棄耕作地の再生と工芸作物の栽培

    ⑤ 放棄耕作地の再生と工芸作物の栽培(5)蚕の試験的な飼育


     

  • 河内木綿の天日干し

    河内木綿の天日干し

    今日は朝から爽やかなお天気です。なので、収穫したばかりの和綿(河内木綿/かわちもめん)の天日干しをしています。夏の日差しに乾いた風のおかげで、午前中にはふんわり乾きました。

    河内木綿の天日干し