三重県伊賀市に古民家を購入したのは2018年の初夏のころ。その年の秋から始めたのが、キッチンと応接間の二つの部屋を一つの “広いリビング・ダイニング” にするDIY リノベーションでした。
’19年は順調に改装工事を続けたのですが、’20年にはコロナのせいで伊賀に行くことさえできず、作業が止まったままになっていました。再開できたのは、関西でのコロナ感染(第三派)が収まりつつあった’21年の早春でした。それからは急ピッチに作業を進め、ついに!先日“広いリビング・ダイニング”を完成させることができました。
今回は、これまでの工程を
まとめて一挙に公開です!
▼もともとキッチンと応接室、その間には廊下がある間取りを一つの大きな部屋にするためにDIYで改装工事を始めたのは’18年10月のことでした。
▼ まずは二つの部屋の間の壁を撤去します。
▼ 数日かかって土壁の撤去を完了!
▼ 土ぼこりまみれの重労働を終え、ホッとしたのも束の間、天井からは雨漏りが——。
▼ 雨漏りはプロに修理してもらい、自分たちでは床の撤去を始めました(’18年12月)。
▼ 床を張り始めたのは’18年12月末のこと。
▼ 寒さが厳しいころ、ストーブを焚きながらの床張り作業が続きます。このころ、コロナはまだ遠い異国でのことでした。
▼ 数日後、床張り(下地)作業が完了しました。
▼ 床の改修を終えて足場がしっかりしてきたので、次は天井のリノベーション。まずはシンクの上から作業を始めます。
▼ シンクの上にあった吊戸棚を撤去したので屋根裏がむき出しになった天井と壁を杉板を張ってきれいにします。
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▼ 杉板を張り終えた天井(壁)を塗装し、シンクを戻して、この付近も完成です。
▼ 二つの部屋の間にあった廊下は、雨漏りのせいで天井が随分と傷んでいたので、全面的な改修が必要でした。
▼ もともと廊下の天井が一段高くなっていたので、これを生かして「折り上げ天井」風にしました。
▼ 失われていた廊下の壁にも杉板を張ってリノベーションしていきます。
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▼ オイルステインを塗って完成です。
▼ さらに天井の改修が続きます。折り上げ天井との間を修復し、継ぎ目をパテで埋め、シーラーを塗って天井下地を調整します。その後、全体にペンキを塗って作業終了です(’20年2月初旬)。
▼ マスキングをしてペンキを塗る作業が始まりました。
▼ 天井の塗装が終了しました。
ここでコロナの感染が拡大。
県をまたいだ移動が自粛され
作業が一年近く中断します。
▼ 最後は床にクッションフロアを張るだけだったのに、作業が再開できたのは’21年の春。それでも急ピッチに作業をこなし、つ・い・に!完成の時を迎えました!
▼ シックな雰囲気の広々とした空間になりました。折り上げ天井には、骨董店で見つけた大正時代のアンティークなペンダントライトを取り付けました。
使えるものは使い、自分たちでできることは自分たちでやって――、できるだけ費用をかけずに行った今回の大改装。コロナという歴史的な出来事にも見舞われながら、ようやく完了することができました。
これにて古民家の母屋部分のリノベーションが終了し、ようやくふつうの生活ができるようになりました。これからは、ここで使う家具を作ったり、草木染のための工房を作ったり、養蚕所を作ったり・・・と。これからも“作る”が続きます。
最近は歳のせいで随分と疲れやすくなりましたが、頑張りますので、 これからも楽しみにしていてください!
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