タグ: 藍の生葉染め

  • 一日体験教室【藍の生葉染め】特別ワークショップ

    一日体験教室【藍の生葉染め】特別ワークショップ

    今、ひとつ屋の農園では藍が順調に育っています。もう1カ月もすると収穫で、藍の生葉染めができるようになります。
    助剤や薬品はもちろんのこと、火も湯も使わず、ただ藍の葉と水だけで染める生葉染め。それでも染まる神秘的な色は“青”というより“碧”であり、まさに季節の色――。そのターコイズブルーにも似た色には誰もが魅了されるはずです。

    そんな『藍の生葉染めのワークショップ』を今年も開催します。ぜひ!ご参加ください。

    詳細はこちら


    ◆ 内容
    シルクのストールに、さまざまな方法で絞りをした後、藍の生葉で染めます。

    ◆ 所用時間
    約2時間30分~3時間

    ◆ 受講料
    5,500円(材料費・消費税込み)

    ◆ 開催日時
    ●  7月5日(土)10:00~12:30、13:30~16:00
    ●  7月12日(土)10:00~12:30、13:30~16:00(7月12日は三重県伊賀市の古民家工房での開催。大阪市阿倍野区での開催はありません。詳しくは 『古民家工房ワークショップ【藍の生葉染め】』 をご覧ください。)
    ●  7月19日(土)10:00~12:30、13:30~16:00
    ●  7月26日(土)10:00~12:30、13:00~16:00


    一日体験教室【藍の生葉染め】特別ワークショップ

    一日体験教室【藍の生葉染め】特別ワークショップ


    Indigo is growing well on our farm right now. It will be harvested in about a month, and we will be able to dye with fresh indigo leaves.
    Fresh leaf dyeing is done using only indigo leaves and water, without the use of fire or hot water, let alone any auxiliary or chemicals. The mysterious blue is truly the color of the season. Everyone will be fascinated by the color, which is similar to turquoise blue.
    We will be holding the Indigo Fresh Leaf Dyeing Workshop again this year. Please come along! Please join us.
    ※ For more information, please visit our website (https://hitotsuya.com/).

  • 藍の育て方⑧「藍の生葉染め」

    藍の育て方⑧「藍の生葉染め」


    藍の育て方⑧「藍の生葉染め」


    前回のブログ『藍の育て方⑦「収穫間近の圃場」』では収穫間近の藍の状況を報告しました。今回は、収穫した藍で絹を生葉染めする工程を紹介します。材料は絹製品(シルクのストール、スカーフ、糸など。この方法では絹に限られます)と水と藍の生葉のみです。一切の薬品や助剤が必要ありません。本当に!シンプルな染色方法です。では、早速!その染め方を紹介します。


    ▼ 7月に入り、急激に繁茂する藍。

    ▼ 藍染めでは、その葉のみを用います。生葉染めでは、この最初に収穫する一番藍はよいといわれています。

    ▼ まずは、染めたい絹製品を中性洗剤でよくあらっておきます。特に、一度 身に着けたものは汚れや皮脂が付着しているので必ず、この作業を行ってください。ちなみに、ひとつ屋では大きな鍋で“煮洗い”をしています。

    ▼ 次に、収穫した藍の葉を少量の水と一緒にミキサーにかけ、青汁状の液体を作ります。この液体に、洗ってよくすすいだ絹製品(濡れたままでOKです)を浸して染めます。

    ▼ 5~10分、染料(青汁)のなかでムラにならないように動かしながら染め、その後は広げて空気(酸素)に触れさせます。

    ▼ 生葉の「緑」から「藍色」に発色したら水ですすぎ、乾かせば完成です!

    ▼ 写真では伝えにくいのですが、生葉染めでしか出せいない見事な “碧(あお)” に染まりました。藍の生葉染めは、おそらく最も古い染色方法の一つで、それだけでにとてもシンプルでナチュラルな色をしています。ぜひ!チャレンジしてみてください!


    ※ 今回は生葉で青汁を作る際にミキサーを用いていますが、ミキサーがない場合には葉を塩もみする方法もあります。YouTubeには、琉球藍を使った塩もみ染色法『【草木染】琉球藍の生葉染め(絹編)』を掲載しております。ぜひ!そちらも、ご覧ください。


    以前にYouTubeでも『藍の育て方』を紹介しています。予習として、そちらも参考にしてください。


    【 藍の育て方 Back Number】

    藍の育て方①「種をまく」

    藍の育て方②「発芽後の管理」

    藍の育て方③「今年(令和3年)の状態」

    藍の育て方④「畑への定植」

    藍の育て方⑤「施肥と土寄せ」

    藍の育て方⑥「梅雨」

    藍の育て方⑦「収穫間近の圃場」

    藍の育て方⑧「藍の生葉染め」

  • 藍の育て方①「種をまく」

    藍の育て方①「種をまく」

    毎年、ひとつ屋では”春分の日”の前後に蓼藍(タデアイ)の種をまくようにしています。令和3年(2021)も、3月20日に種をまきました。今年は『藍の育て方』として、その種まきから収穫までをブログなどで紹介していきます。また、収穫した藍での「生葉染めの方法」なども紹介します。

    ひとつ屋では小さな畑に地植えしていますが、プランターでも栽培することができるので、興味のある方は、ぜひ!ご一緒に育ててみてください。では、早速!始めましょう!


    藍の育て方①「種をまく」


    ① 藍の種は畑やプランターに直播せず、育苗箱で苗まで育てます。まずは、そのための道具の紹介。育苗箱と培養土です。どちらも、ホームセンターや園芸店で購入することができます。培養土は一般的な花や野菜のためのもので大丈夫です。
    藍の育て方①「種をまく」

    さらに、育苗箱と同じ数のビニール袋(ゴミ袋でもOK)を用意します。そして藍の種です。
    藍の育て方①「種をまく」

    藍の種(蓼藍)は、インターネットなどで購入することができます。
    藍の育て方①「種をまく」

    ② 育苗箱に培養土を入れます。箱の8~9分目まで土を入れたら、手で軽く押し固めておきましょう。
    藍の育て方①「種をまく」

    ③ これにジョウロでたっぷりの水をやります。その後、手や棒を使って培養土に深さ2~3センチほどの溝を3本掘ります。藍の育て方①「種をまく」

    ④ この溝に藍の種を筋まきします。ちょっと密集しすぎてるかな? と思うくらいでも大丈夫です。
    藍の育て方①「種をまく」

    ⑤ 種が隠れるように溝を埋め戻し、育苗箱ごとビニール袋に入れて発芽を待ちます。ちなみに、ビニール袋に入れるのは、乾燥を防ぎ、温度を確保するためです。また、鳥やナメクジなどの食害から守るのにも役立ちます。
    藍の育て方①「種をまく」

    今回はここまで。芽がでるのが楽しみです。次回は発芽後の管理について紹介します。


    以前にYouTubeでも『藍の育て方』を紹介しています。予習として、そちらも参考にしてください。

  • 琉球藍の生葉染め(塩もみ法/絹編)

    琉球藍の生葉染め(塩もみ法/絹編)

    夏にしか染めることのできない「藍の生葉染め」。その色には言葉では表現しがたい藍色の美しさがあります。今回は、そんな「藍の生葉染め」の方法を紹介します。一切の薬品も使わず、どの家庭にもある材料や道具でできることにこだわりましたので、お子様と一緒にキッチンで染めることができます。「蓼藍」でも同様に染めることができるので、ぜひ!やってみてください。


    YouTube には、この『琉球藍の生葉染め』の動画があります。


    琉球藍は、その名のとおり、九州沖縄地方から台湾、インドシナ半島にかけて分布するキツネノマゴ科 イセハナビ属の低木で、古くから藍色の染料植物として用いられてきました。

    ひとつ屋染料農園では数年前から栽培しています。今回は、そんな琉球藍の生葉染めを紹介します。

    ▼まずは必要な道具と材料です。といっても、大き目のボール、粗塩(あらじお)、そして水だけです。

    ▼そして肝心の藍の葉です。収穫は根元から約15センチのところで切り、乾かないようにして作業場へ持ち帰り、すぐにゴミや泥を水で洗い、茎から葉を外します。藍色の成分は 乾くと水溶性を失い、染まらなくなります。逆に水に溶けやすいので 作業は手早くしましょう。

    ▼洗いおえた藍の葉は、新聞などの上に広げて水気をきります。これは、藍の葉のできるだけ正確な重さを量るためです。

    ▼いよいよ藍の塩もみに取り掛かりたいところですが、その前に染めるものを水に浸しておきます。今回は手織り用の絹糸です。

    ▼では、生葉の塩もみを始めましょう。藍葉の重さの10%の塩と水を用意し、ボウルに移した藍葉に振りかけて手でもみます。
    素手でも構いませんが、爪が染まってしまうのでゴム手袋をしたほうがよいでしょう。

    ▼染料が均等にいきわたるようイメージしながら5~10分ほど、お好みに色でなるまで染めます。染め終われば、水で軽くすすぎます。このとき、蛇口からの水に直接あてないでください。

    ▼すすぎを終えたらさばいて、日光が当たる風通しのよい場所に干します。空気に触れることで発色します。

    ▼これが乾けば完成です!今回は“ちょっと不思議なアッシュな藍色”に染まりました。もっと濃く染めてみたければ、藍葉を増やしたり、染めと発色の作業を何度か繰り返したりしてください。

    ▼糸枠にあげれば、光沢のある美しい風情を見せてくれました。これを使ってストールを織ろうと思っています。お楽しみに!

    今回、紹介したのは琉球藍による生葉染めですが、蓼藍やインド藍でも、同様の方法で染めることができます。道具や材料もシンプルでナチュラルなものばかりなので、自宅のキッチンで楽しめます。

    また、塩もみ方法ではなく、生葉をミキサーにかけて青汁を作り、これを染料にして、同様に染めることもできます。

    ただし、絹以外の繊維は、これとは違った方法なので注意してください。機会があれば“綿の染めかた”もUpする予定です。


    同じタイトルのものをYouTubeの動画でも配信しております。ぜひ!ご覧ください。チャンネル登録も、よろしくお願いします。


     

  • ウール(原毛)の藍の生葉染め

    ウール(原毛)の藍の生葉染め

    数年前に絹と同じ方法でウールの原毛を染めてみたのですが、あまりうまく染まらなかった経験があります。同じ動物性繊維(タンパク質)だから大丈夫だと思ったのですが、色が悪いうえに退色も早かったです。クサギの実もウールには不向きだというし、化学染料が登場するまでは青い毛糸はなかったと聞いたこともあるので、きっと青の成分とは相性が悪い繊維なのだと思っていました。
    先日、何気に読んでいた本のなかに「ウール(原毛)の藍の生葉染め」が詳しく書いてあったので、早速やってみました。
    今回は、その染め方(ウール(原毛)/藍の生葉染め方)を簡単に説明します。

    ▼汚毛を洗って用意した原毛。種類はコリデールです。このウールを洗っているところは、『汚毛洗いをご覧ください

    ▼藍の生葉。今年(2020)初めて育てた「ちぢみ藍」です(藍の種類)。いつも栽培している「千本藍」とは違って、その名のとおり、葉に縮れがあります。機会があれば、その違いを説明する blog をUpします。

    ▼絹を生葉染めするときと同じように、まずは青汁を作るのですが、それを一旦炊いて、さらに青汁(酵素)を加えて染めます。ちなみに、本にはなかったのですが少量の粗塩を加えて「もみ出し抽出」をしてみました。そのほうが浸透圧が上がるような気がしたからです。

    ▼確かに、ウールが濃く、しかも美しい蒼に染まっています。以前このblogで紹介した『藍染めのウールを糸に紡ぐ』では、乾燥した葉を使った煮染めをしたのですが、この時には助剤としてハイドロを用いました。しかし、今回は一切の助剤を使っていません。完全に藍の葉のみです。

    簡単ではありますが、藍の生葉によるウール(原毛)の染め方です。このワークショップを開催しようと思いますので、興味のある方はメール等でお知らせください。